震災、豪雪を乗り越えて輝きを増す里山・越後妻有の大地を会場に、日本が世界に誇る現代美術展「越後妻有アートトリエンナーレ」が開催されます。約7万6000ヘクタールという広大な地域に、過去2回の芸術祭で制作された130点の作品に加え、今年も世界各地から200組のアーティストの作品が制作・設置されます。オーストラリアからも4人のアーティストが参加。越後妻有の地元の人々・自然との壮大なコラボレーション作品の数々にぜひご期待ください。

Anne Graham

グラハムの作品の多くは、様々な公共の場に展示されているパブリック・アート。その手法は、制作の前にテーマとなる地域を訪ね、詳細な観察を行う所から始まり、膨大な数の写真、住民へのインタビューなどを通して構想が作り上げられていきます。その地域を深く理解した上で制作することで、特に地域の歴史が強く反映した作品となり、その意味で「立体的」と表現される事があります。

日本との関係も深く、越後妻有アートトリエンナーレの主要アーティストとして毎回招かれている他、1995年には東京都日の出町ギャラリーの地元エキジビジョン・プログラム参加の一環として個展を開催、立川国際芸術祭2001にも参加するなど、数々の国際交流活動を続けています。

今回は、2003年に滞在したオーストラリアの学生が日本での思い出を元に作った作品とグラハムの新作を持っての里帰り展。食を通じた地域との再開イベントも実施予定。

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Ben Morieson

2001年に始まり、その後オーストラリア国内のみならず、ドイツ、スイス、インドネシア、中国など世界各国をツアーした車による描画パフォーマンス「BURNOUT」。広い駐車場などを会場に、実際の自動車が縦横に "ダンス"。そこに残ったタイヤの痕跡があたかもナスカの地上絵のようにアート作品として立ち現れてきます。既成のパフォーマンスやアートといった概念を突き抜けたエンターテイメント性、スケール感が高く評価されています。公式サイトでは、ネット上で気軽に体験出来るゲーム版BURNOUTも公開されています。今回越後妻有ではリモートコントロールによるパフォーマンスが予定されています。

Link:BURNOUT公式サイト

Sue Pedley

作品の制作過程を特に重視するアプローチをとるアーティストとして有名なSue Pedleyは、既存の概念を覆し、異質な素材をテーマとなる土地に配置することで空間を変奏してゆきます。今回は地元の人々と共に制作するカラフルな毛織物と、稲を乾燥させる「はぜ」を使った大規模な屋外インスタレーション(写真)を制作中です。

Dadang Christanto

インドネシア出身、ダーウィン在住のアーティスト。祖国インドネシアでの個人的な体験をベースにそれを普遍的なテーマへと昇華させた作品が高く評価されています。今回は、彼の生まれ育ったインドネシアの棚田で軽快な音をたててなっている風車をベースに、越後妻有での取材を通して地域オリジナル風車を制作。中里の水田一面に配置する予定です。


詳細

日程: 2006年7月23日(日) - 9月10日(日)
会場: 越後妻有2市町(新潟県十日町市、津南町)
チケット: 当日 一般 3500円、学生・シルバー 2500円、ジュニア 800円
前売 一般 3000円、学生・シルバー 2000円、ジュニア 500円
問合せ: 大地の芸術祭 東京事務局(アートフロントギャラリー内)
Tel: 03-3476-4360
e-mail: tsumari@artfront.co.jp
Link: 越後妻有アートトリエンナーレ公式サイト