オーストラリアの戯曲を数多く日本に紹介している演劇企画集団・楽天団が、未発表の海外戯曲の紹介の場、そして新進翻訳家の発表の場として始めたトライアル・ドラマ・リーディング。日豪交流年企画「ドラマチック・オーストラリア」参加プロジェクトとなるリーディング第2弾では、社会の周縁に生きる人々を描く2つの戯曲をオーストラリアから紹介します。

1つ目は、東京演劇集団風が今年上演した「マイロの通夜」の作者マージェリー・フォードの「エクスタシー」。ドラッグに溺れるある若い兄妹とその家族のストーリーです。もう1本は、2003年に楽天団が上演した「サイレント・パートナー」などで知られるダニエル・キーンの「夜、壁、二人の男」。ホームレスの男性二人と彼らを取り巻く世間との関係を描きます。

エクスタシー

X-STACY
作:マージェリー・フォード
翻訳:須藤 鈴
演出:和田喜夫
CAST: 山岸諒子、佐藤勇太、四條久美子、前薗幸子、annie、木村有
ベンは音楽・ダンス・ドラッグに魅了されている若者。妹のステイシーが“エクスタシー”の飲み過ぎで亡くなって以来、ベンは自分を責め続け、教会に救いを求める母親とは上手くいっていない。ステイシーが何故、どのようにして麻薬中毒になっていったのか、そしてステイシーが死んだ夜に、本当は何が起こったのかが、物語の進行ととともに明かされる。

夜、壁、二人の男

NIGHT, A WALL, TWO MEN
作:ダニエル・キーン
翻訳:竹内あゆみ
演出:西沢栄治(JAM SESSION)
CAST:宮島健、池田火斗志
ホームレスの男性2人と彼らの様々な出会い。17の短いシーンの中に彼らの関係と彼らと一般社会との関係が描かれる。この作品は世の中から見捨てられ、誰も目を向けない社会のはずれに生きている二人の人物の肖像画である。

演劇企画集団・楽天団

演劇企画集団・楽天団は、日本では未紹介の優れた海外の演劇人、特に小数民族の演劇人との共同創作を数多く行ってきました。2001年のカナダ演劇祭ではカナダ先住民作家との共同創作、2002年からはオーストラリア・アボリジニ現代戯曲の連続上演などを実施し、異文化・異ジャンルとの交流による新しい演劇創造をめざしています。

Link: 「ストールン」「嘆きの七段階」(2002年)
arts.australia.or.jp/events/0210/tif
「サイレント・パートナー」(2003年)
arts.australia.or.jp/events/0303/silent
「Up The Ladder」(2003年)
ancientfuture.australia.or.jp/jpn/events/event_pages/event_15.php
「レイディアンス」(2005年)
arts.australia.or.jp/events/0501/radiance
「ドリーマーズ」(2005年)
arts.australia.or.jp/events/0509/dreamers
「ダーウィンへの最後のタクシー」(2006年)
arts.australia.or.jp/events/0602/darwin


詳細

日時: 2006年8月29日(火) 7pm エクスタシー
2006年8月30日(水) 7pm エクスタシー
2006年8月31日(木) 7pm 夜、壁、二人の男
2006年9月1日(金) 7pm エクスタシー
2006年9月2日(土) 3pm エクスタシー / 7pm 夜、壁、二人の男
2006年9月3日(日) 3pm 夜、壁、二人の男
会場: 中野・スタジオあくとれ
中野区中野2-11-2 サン中野マンションB1
※JR中野駅南口下車、新宿方面へ線路沿い徒歩5分
Tel: 03-3384-3495
actre.hp.infoseek.co.jp
チケット: 800円
問合せ: 042-727-8640(オフィス・ムベ)
email: Officemube@aol.com
www.geocities.jp/office_mube